平成17年5月24日
横浜市長 中田 宏 殿
「脳卒中から助かる会」
代表 上野正
同 吉田孝
1.立脳血管医療センターに関し、本日までの署名者5,524名の署名簿写しを副えて以下の二点を要望します
  一、横浜市立脳血管医療センターの救急治療の維持・充実を求めます。
特に、現在の救急治療能力を平成十六年の水準に回復させることを求めます。
 一、四月一日発令のセンター神経内科医松岡慈子先生の衛生局保健部門への異動の撤回を求めます。

2.一昨年の、脳血管医療センターにおける事故の被害者ご家族亀田裕氏より市長宛の公開書簡を託されました。お渡ししますので、亀田氏のご要望を実現されることを希望します。

中田横浜市長殿

 平成15年7月27日妻が横浜市立脳血管医療センターに救急隊により搬送されました。結果手術をし医療過誤でした。

1.7月27 日10時頃横浜市立脳血管医療センターに搬送され右大脳内出血と診断を受けました。 (脳神経内科医師)6時間後にCTをとり様子を見ると診断されました。
7月28日午前4時20分に自宅に連絡が有り出血が少し増えていると診断を受けました。
午前8時にセンターに来てください。と連絡を受けました。
7月28日午前8時にセンターに行きました。センター2階看護詰所に行きました。
担当医(脳神経外科》吉田医師に初めて合い又私と長女とで説明を受けました。
命が危ないので手術を必要だと説明されました。手術は開頭術と内視鏡があると説明されました。 吉田医師から内視鏡術がベストと言われ内視鏡を選択しました。
病室で妻と会話をし妻は自分の思いを持って会話していました。
私に会社に行っていいよ又ペットの犬と猫の心配をしていました。
私はこれで手術が必要なのかと思いました。
手術時間2時間30分と言われました。28日午前10時30分に手術が始まり午後2時40分に手術室に 呼ばれ出血が止まらないから開頭させてもらいたいと吉田医師から言われ開頭しなければ命がないと言われました。開頭手術が終わったのは午後8時でした。
吉田医師及び三浦看護師長同席し私と長女と次女で説明を受けました。
20分ぐらい説明を聞き私が質問をしました。
どうして内視鏡でうまく行かなかったのか又どうして目の瞳孔が開いたのか脳幹から出血したのか 説明してほしいと吉田医師に言いました。
説明がつきませんでした。7日間危篤状態が続きました。
現在、寝たきりで少し右手が動く状態です。意識も安定しない状態です。
原因不明による熱で入院からほぼ水枕をしている。

2.問題点
・平成15年6月末内視鏡手術器具リース契約している。
・脳神経外科医が適当な患者が来たら内視鏡手術をやると申し合わせしている手術
・急患の時の脳神経内科の医師と引き継ぎのカンファレンスをしていない
・新手法の手術は倫理委員会に図らなければいけないのに図っでいない。
・担当医と執刀医がちがっていた。
・内視鏡手術はセンター及び脳神経外科医は初めてある事を隠蔽していた平成16年5月20日迄隠していた
・行政事務方は当時管理部長及び管理課長及び医事課長を移動させて又隠蔽ができる部所にいどうしている
・医師及び看護部及び事務方及びセンター幹部が共同で隠蔽している
・事務方は平成16年5月20日迄患者家族の元に一度も接触していない
・事務方は家族に外部委員会を立ち上げるから結果がでるまで黙っていうというような威圧的な態度でした
・示談交渉も誰と話をしていいのか又根拠ない状態です
・治療にかんしても脳神経外科は誠意の感じられない治療と隠蔽しているから外部に話ができない事から患者が回復しない。
・すべてにおいて横浜市民である患者家族を欺き続けている。
・この手術は仕組まれた犯罪です。
・横浜市民である患者家族を苦しめている
・生計及び精神及び生活に家族は苦しめられている。

3.横浜市民である患者家族は本当に苦しんでいます。市民が安心して生活できる横浜市にして頂きたく、中田 横浜市長様に今までの経過を報告させて頂きます。
なお、今回の医療過誤が明るみにでたのは、センター内の誠実な先生方のおかげです。その先頭に立って追及してくれたと言われる先生が不当人事によってセンターから出されてしまいました。これには神経内科の11人の先生が抗議されたと聞いています。この先生を早くセンターに戻して頂きたいとお願いいたします。
高齢化社会を迎え急性期の患者はどんどん増えていきます。センターには立派な先生方も大勢おいでです。患者の方々が私の妻と同じ目に遇う事がないよう急性期の患者が安心して行けるセンターにして頂けないでしょうか。